この記事はこんな経営者様・財務/経理ご担当者様におすすめです
- SES・受託開発で大手企業との取引があるが、入金サイトが長く毎月の人件費支払いに詰まっている方
- マネーフォワードやfreeeなどのクラウドファクタリングに申し込んだが、AI審査で否決された方
- 創業間もない・赤字・税金滞納など複数のマイナス要因があり「もう手がない」と感じている方
- 月末の給与日まで数日しかなく、今日中に現金を確保しなければならない状況の方
編集長がこの記事で伝えたいこと
SES・IT業の資金繰りには、他の業種にはない特有の難しさがあります。売上は立っている。大手企業との契約もある。なのに、入金は翌々月。その間に毎月の人件費が来る。この構造的なズレが、優良なIT企業を資金危機に追い込みます。
- AI審査が落とす理由は「自社の財務」ではなく「データの形式」:クラウド系は会計データと連動したAI審査のため、業種特有の取引形態(準委任契約・注文書ベース)を処理できず自動否決するケースが多い。
- 売掛先が大手SIer・上場企業なら今日動ける:ファクタリングは「売掛先の信用力」で審査する。自社がどんな状況でも、売掛先が優良企業であれば即日調達できる可能性がある。
- 人間が商流を読み解けば、AI審査の否決は覆せる:当社のコンサルタントが実際に判断したプロセスを、この記事で全部お見せします。
給与日4日前・2,300万円が足りない(ご相談前の状況)
🏢 事例企業プロフィール
| 業種 | システム開発・SES(エンジニア派遣) |
| 創業/規模 | 創業4年 / 従業員23名(うちエンジニア18名) |
| 年商 | 約2億4,000万円 |
| 売掛先 | 東証プライム上場の大手SIer3社 |
| 状況 | エンジニア18名分の給与2,300万円の支払いが4日後に迫る中、売掛金の入金は翌々月。直近決算が赤字、消費税150万円の滞納あり。銀行とクラウドファクタリング2社に断られた状態でご相談。 |
「エンジニアに給与が払えないかもしれない」。そう感じた瞬間、経営者として何を思うか、想像したことはありますか。
S社の代表・A社長は創業4年でエンジニア23名を抱えるSES企業のオーナーです。売上は順調に伸び、大手SIer3社との継続契約もあります。でも毎月、給与日の10日前になると口座を確認するのが怖くなる。それがA社長の現実でした。
SES業の入金サイトは通常60〜90日。エンジニアを派遣した翌月末に請求書を送り、その翌月末に入金されます。つまり、サービスを提供してから最大3ヶ月後にお金が入る構造です。その間に毎月の給与が来る。この「タイムラグ」が、売上が伸びれば伸びるほど資金繰りを圧迫します。
A社長の当時の心境:
「売上は2億を超えているのに、なぜ毎月こんなに怖いのか。銀行に相談したら『直近決算が赤字なので難しい』と言われ、クラウドファクタリング2社には即日否決されました。18人のエンジニアが信頼して働いてくれているのに、給与が払えないかもしれないと思った夜は、本当に眠れませんでした。」

なぜAI審査はSES・IT業を弾くのか
クラウドファクタリングに申し込んで即日否決される。IT・SES業の経営者からよく聞く話です。なぜこうなるのか、正直にお伝えします。
クラウド系のAI審査は、会計ソフトのデータと連動して「確定した請求書」と「過去の決算数値」を機械的に処理します。ところがSES・IT業には、AI審査が苦手とする取引形態が多くあります。
- 準委任契約・注文書ベースの取引:毎月定額の継続契約でも、「確定した請求書」として認識されにくい
- 複数人月の合算請求:エンジニア複数名分をまとめた請求書は、AIが取引内容を判定しにくい
- 直近赤字・税金滞納フラグ:会計データに赤字・滞納の記録があると、売掛先に関係なく自動否決される
編集長の解説:
「AIが落とす理由は『あなたの会社がダメ』ではない」
AI審査は「データの形式」を読んでいます。売掛先が東証プライム上場企業であっても、取引形態がシステムの想定外であれば自動否決されます。これは「あなたの会社の信用が低い」という判断ではありません。機械が処理できないデータ形式だっただけです。
だからこそ、人間が商流を読み解く「相談審査」に価値があります。A社長のケースがまさにそれでした。

ビジネクションへの相談〜当日入金までのプロセス
A社長がビジネクションに電話をかけてきたのは、給与日4日前の午前9時15分でした。声に切迫感がありました。
- 9:15 初回電話・状況ヒアリング(約30分):売掛先3社の社名・契約形態・請求金額・支払期日を確認。担当コンサルタントが「売掛先のSIer名を聞いた瞬間に方向性が見えた」と後に語った。
- 10:00 書類提出依頼:①請求書(3社分)、②注文書または基本契約書、③直近6ヶ月の通帳コピー、④本人確認書類の4点を依頼。
- 11:30 書類受領・審査開始:コンサルタントが売掛先3社の信用情報・取引継続実績・請求書の整合性を確認。赤字・税金滞納はあるが、売掛先の信用力と18ヶ月の継続取引実績が決め手に。
- 13:30 買取金額・手数料の提示:2,300万円の請求書に対して手数料9%(207万円)、手元に入る金額2,093万円を書面で提示。
- 14:45 契約完了・振込処理:電子契約で完了。当日15時の銀行振込処理に間に合い、翌営業日の朝に2,093万円が入金。
担当コンサルタントの判断メモ:
「最初の電話で売掛先の社名を聞いた瞬間に、8割方いけると判断しました。東証プライム上場のSIer3社との18ヶ月継続取引。これは審査上、非常に強い材料です。問題は赤字・税金滞納ではなく、準委任契約の書類が揃うかどうかでした。書類を見て、注文書と請求書の整合性が取れていたので、迷いなく進められました。」

結果と、その後
- 翌営業日朝:2,093万円が入金(手数料9%・207万円を差し引き)
- 給与日:エンジニア23名への給与支払い完了。誰にも状況を知られることなく対応できた
- 翌月以降:資金繰り表の整備と、毎月の売掛金換金価値の把握を開始。3ヶ月後に税金滞納を完済
- 現在:新規エンジニア採用を進め、売上3億円を目標に事業継続中
編集長の解説:
「同じ状況のIT・SES経営者の方へ」
A社長のケースで重要なのは、問題が「会社の信用力の低さ」ではなく「入金サイトの構造的なズレ」だったという点です。売上があり、大手との継続取引がある。それでも毎月怖い思いをしている経営者は、IT・SES業に非常に多い。
クラウド系に落ちたからといって、諦めないでください。売掛先の名前を教えてもらえれば、私たちが最初の5分で方向性をお伝えできます。

IT・SES業でファクタリングを使う際の注意点
A社長の事例を参考に、IT・SES業でファクタリングを活用する際に知っておいてほしいことをまとめます。
- 準委任契約・注文書は必ず手元に揃えておく:請求書だけでなく、取引の根拠となる書類がセットで揃っていると審査がスムーズになる。毎月の請求前に書類を整理しておくと有事の対応が早くなる。
- エンジニア単価と稼働実績がわかる資料を準備する:月次の稼働報告書や検収書があると、請求の正当性を証明しやすくなる。
- 売掛先の通知(3社間)は関係性を考慮する:SES業は売掛先(SIer)との継続関係が重要。3社間より2社間を選ぶケースが多い。
- 人件費ショートは毎月繰り返さない設計を作る:ファクタリングで緊急対応した後、売掛金の換金価値を把握し、資金繰り表で入金・支払いのタイムラグを可視化することが根本的な改善につながる。
まとめ|IT・SES業でもファクタリングは使える
- AI審査の否決は「データ形式の問題」:売掛先が優良企業でも、取引形態がAIの想定外なら否決される。人間が商流を読む相談審査に切り替えることで解決できるケースが多い。
- 審査で重要なのは「売掛先の信用力」:赤字・税金滞納があっても、売掛先が大手SIer・上場企業であれば今日中に動ける可能性がある。
- 書類は「請求書+取引根拠書類+通帳」の3点:準委任契約・注文書・基本契約書のいずれか1点があれば審査開始できる。
- 今日解決したら、翌月のために動く:ファクタリング後に資金繰り表と売掛金の換金価値を把握することで、毎月の恐怖から解放される。
よくある質問(FAQ)
Q1. マネーフォワードのファクタリングに落ちました。他でも通りませんか?
A1. 可能性があります。クラウド系のAI審査は取引形態やデータ形式に起因して否決されるケースが多く、それはあなたの会社の信用力の問題ではありません。人間のコンサルタントが商流を直接確認する「相談審査」であれば、売掛先の信用力次第で通過できるケースが多数あります。まずお電話でご相談ください。
Q2. 準委任契約・注文書ベースの取引でもファクタリングできますか?
A2. できます。請求書に加えて、注文書・基本契約書・稼働報告書などの取引根拠書類が1点あれば審査を開始できます。書類の形式よりも「取引の実態と継続性」が証明できることが重要です。
Q3. 税金滞納・赤字がありますが審査に通りますか?
A3. 売掛先次第で可能性があります。ファクタリングの審査は自社の財務ではなく売掛先の信用力を重視します。売掛先が大手企業・上場企業・官公庁であれば、税金滞納・赤字があっても審査を通過できたケースが多数あります。まずご相談ください。

この記事の監修:ビジネクションメディア 編集長・坂井
大手広告会社プランナー、出版社編集者を経て独立。自らベンチャー企業を立ち上げた際、売上はあるのに手元の現金が足りない「資金繰りの恐怖」を痛感。これまで累計3,511件以上の資金調達の悩みに向き合い、支援後の事業継続率98.1%という確かな実績を誇る。

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